わきが手術後にワキガは再発する?わきがの再発の原因と再発率

ワキガ手術を検討する際、どうしても気になるのが「手術後にワキガが再発するのかどうか」ということですよね。

高い費用やリスクを負って手術をしたのに、またニオイが復活してしまった…なんてことを考えると、本当に憂鬱になります。

このワキガ手術の再発率、いったいどれくらい可能性があるものなのでしょうか。

ワキガ手術にはいくつかの種類がある

ワキガ手術にはいくつかの種類があるのですが、そのすべてにメリットデメリットがあります。代表的なものとしては「剪除法(せんじょほう)」や「皮下組織吸引法」、「超音波吸引法」などでしょうか。

剪除法は脇の下を3~5㎝ほど切開し、その皮膚を裏返すと粒上に並んだアポクリン腺が現れます。それを目視で確認しながら一つずつ取り除いていく方法です。

アポクリン腺を人の手で取り除いていくため効果は非常に高いのですが、医師の技術によってはアポクリン腺が残ってしまったり、傷口が大きいということがデメリットとなります。

皮下組織吸引法は、脇の下に1㎝ほどの穴をあけ、そこから細い管を通してアポクリン腺を取り除いていく方法です。脂肪吸引の要領だと思ってくれればイメージしやすいですね。

剪除法に比べると傷口が小さく目立ちにくいのですが、どうしてもアポクリン腺を取り除き損ねる可能性も高くなります。

超音波吸引法は、脇の下に1㎝ほどの穴をあけて細い管を通すところまでは同じなのですが、吸引ではなく超音波の熱によってアポクリン腺を破壊していきます。皮下組織吸引法に比べて効果は高くなりますが、その分やけどのリスクも高くなってしまうのが特徴です。

ワキガ再発の原因は「アポクリン腺の再生」

さて、ワキガが再発する理由として最も多いのは「アポクリン腺の再生」です。手術によって取り除き損ねたアポクリン腺が再生し、また汗を出すことでワキガのニオイが復活してしまいます。

最も再発率の高いのは皮下組織吸引法で、その再発率は30%~40%といわれているほどです。ほかの方法に比べると費用の安さや傷口の小ささ、手術かかる時間などが少ないなどのメリットはあるのですが、やはり取り残しが多い分再発率も高いということなのですね。

しかし少しでもアポクリン腺が残っていれば再発の可能性があるという以上、他の手術法でも安心はできません。特に剪除法は手術を担当する医師によって効果が左右される以上、手術を行う場所は慎重に選ばなければなりませんね。

ワキガ以外のニオイを気にしている人も

しかしながら、再発していないのに再発していると勘違いをしている人も多いんだとか。ワキガ手術をしてもあらゆる体臭が改善されるというわけではありません。

普通のエクリン腺から出る汗は普通に出ますし、それに伴う汗臭さというのはワキガ手術を行った後でも発生することはあります。

中にはそのニオイが気になるから再手術を希望するという人もいるそうなのですが…当然ながら再手術をしてもそれを解決することは不可能です。

ちなみに再手術自体はどこの病院でも受け付けてくれているのですが(もちろん1回目と別のところで受けることも可能)、ニオイの原因がアポクリンが再生したからなのか、はたまた別のものが原因でニオイがしているのかの判断は非常に難しいといわれています

本来初めて来院した人にはまずカウンセリングを受けて、その人が本当にワキガかどうかを判断しますよね。耳垢が湿っているか、家族にワキガの人がいるか、いつごろからニオイが気になりだしたかなどなど。

これらの質問でもまだワキガかどうかの判断がつきかねる場合には、試験切開といって実際にワキを切開してアポクリン腺を確認することで、ワキガかどうかを判断します。

しかし1度手術を受けている場合、アポクリン腺が取り除かれてしまっているため、再発しているニオイがワキガなのかまた別の原因なのかの判断がつきません。

もしニオイの原因がワキガではなかった場合、何度再手術をしても結果は同じ。ワキガ手術をする場合は、再手術のリスクまで含めて検討した方がいいでしょう。

アポクリン腺が未発達のうちの手術は非推奨

ちなみに手術を行う年齢によっても再発率は変わってきます。特にまだ中学生・高校生の方は要注意。

手術自体は(両親の同意があれば)受けることはできるのですが、若いうちはまだすべてのアポクリン腺が発達しているというわけではありません。まだまだ未発達の小さなアポクリン腺だってあるのです。

やはり小さい分手術で取り除くのは非常に難しく、多くの場合はそのまま残った状態になってしまいます。すると手術後に小さかったアポクリン腺が成長して大きくなり、またワキガが発生してしまうということもあるそうです。

このようにワキガ手術というのは万能ではありません。手術を受ける時期、場所、再発の可能性、いろいろなことを含めて検討しなければならないのです。

幸いにも手術以外にもワキガ対策というのはたくさん存在しています。軽度のワキガであればそちらで対応していくということは十分可能です。

自分のワキガの状態と相談して選んでいきましょう。