嫌な臭いは早めにシャットアウトしたものです。地道なケアも大切ですが、思い切って病院に行くという方法があります。

「すそわきが」は、普通の「わきが」と同様に病院で治すことができる症状です。専門の病院やクリニックでは、どのような治療がおこなわれているのでしょうか。

すそわきがの治療方法

ビューホット治療

すそわきがの治療で最新治療と言われているのが、ビューホット治療です。メスで汗腺等を切るのではなく、高周波で汗腺を破壊します。

この治療法は、日本で開発され、2014年8月から治療が受けられるようになりました。今までの治療では、定期的に何度か治療に通い、少しずつ直していくものでしたがビューホット治療では1度の施術で終わります。

手術の内容は、麻酔を行ったあとに、陰部に細い針から出る高周波をあててアポクリン腺を破壊します。施術の時間は30分ほどであっという間に終わってしまいます。

術後は皮膚が少し赤くなる程度で、翌日からシャワーもできます。もちろん術後処置のための通院も不要です。

電気凝固法

「わきが」には効果が薄いのですが、「すそわきが」には、効果が高いと入れているのが、電気凝固法です。

電気凝固法は、陰毛の毛穴ひとつひとつに針を刺して電流を流していきます。これにより、アポクリン汗腺が凝固し焼却されます。

一度の施術の時間は30分ほどですが、3か月おきに2回ほど受ける必要があります。電気凝固法は、他の手術とは異なり、痛みがなく、普段通り生活できるので、こっそり治療したい時にはいいですね。

ボトックス治療

ボトックスという薬剤を注射して、神経伝達物質のアセチルコリンをブロックし、陰部の汗を抑える治療方法です。一度の施術で、効果てきめん。ですが、半年ほどで効き目がなくなるので、再度行う必要があります。つまり、完治するわけではなく、抑える治療ということですね。

とはいえ、手軽ですぐに効果がでる治療法なので、割と人気があります。

完治させたい時の外科的手術

「すそわきが」を完治させたい時には、切開手術が、一番効果が高い治療方法です。ですが、切開手術の多くは、脇の「わきが」に行うことが多く、陰部に行うことはほとんどありませんでした。しかし、技術が向上し、今では陰部への施術が可能になっています。

外科手術でもいろいろとありますが、効果が高く、木津口が小さいのが皮下組織削除法です。皮膚を数センチほど切開し、ニオイの根本であるアポクリン汗腺を切除します。皮膚を切開した後に専用のローラーを皮膚表面に転がして、皮膚の裏側に並んでいるアポクリン汗腺を切除していきます。

超音波メスを使って、超音波で発生した熱でアプクリン汗腺を破壊するのが、超音波吸引法です。陰毛が生えている一番上の左右に、5mmほど切り込みを入れ、そこから超音波メスを挿入してアポクリン汗腺を破壊し、吸引していきます。皮下組織削除法よりも安価なのが魅力とされています。

外科的手術のダメージ

外科的手術は、皮膚を切開するので、傷口にダメージを受けます。一時的に陰毛が抜ける場合もあれいば、そのまま禿げてしまうこともあるのです。

また、術後の皮膚が修復するまで、ガーゼなどを縫い込んでいますので、抜歯がおわるまで、入浴ができません。

他にも術後の皮膚のつっぱりなど症状が落ち着くまで、数か月かかります。

一番の問題は、アポクリン汗腺を取りきれない場合があるということです。皮下組織削除法の場合は、ほとんどが脇の「わきが」の手術に用いられています。「すそわきが」に適用されていない理由は、アポクリン汗腺が確認しにくいことにあります。脇の場合は、確認しやすいアプクリン汗腺も、「すそわきが」の場合は確認しにくいのです。

また、切開によって傷がつきやすいという問題もあります。そのため、超音波吸引法の場合は、アポクリン汗腺がすべて取りきれないこともあると言われています。

折角手術をしても、アプクリン汗腺が摂りきれなければ、単に皮膚にダメージを

このように、せっかく手術をしてもアポクリン汗腺が取りきれなかったり、皮膚にダメージを与えてしまったりすることがあります。こういったこともあり、外科的手術を行わない病院も多く、進めるところも少ないわけです。

まとめ

「すそわきが」の外科的手術は、慎重に判断しなければなりません。

どうしても手術で、完治させたい場合を除き、まずは、メスを入れない治療法を試してみて、そのあとで、外科的手術を考えても遅くないのではないでしょうか。

デリケートな場所だけに、判断は慎重に行いましょう。